レポート・現地情報

おしごと中、失礼します!

<広野町警戒パトロール隊>
町の行く末を案じつつ、警察との連携で犯罪から町を守る


―70件あった空き巣被害が、パトロール隊ができてからはゼロと聞きましたが
ここは現在171世帯250人が住んでいます。でも震災前と比べるとまだ少ない。夜にはゴーストタウンになるんです。
この辺はスーパーが1軒だけ、それとワタナベ金物というお店が、震災前からからずっとあります。放射線量は山際のほうが高く、0.7~1.0μSvというところです。
とにかく店が少ないのは困る。最近、新聞が読みたいが配達がない、何とかしてくれと住民に頼まれました。福島民報に連絡して、届けてくれないか交渉しているところです。さっきのワタナベ金物とか、スーパーにまとめておいてもらえないかと。

―みなさんのお仕事の内容は
5時半~14時半、13時半~22時半、21時半~6時半の3交代制です。
8人で4班、車4台。広野町を3地区に分けて警戒しています。私は、いわき市中央台の仮設住宅から40分ぐらいかけて通っていますが、もう慣れました。


根本さんたちがパトロールする広野町に近づくと、
東電広野火力発電所の煙突が見えてくる。

―大変ですね。楽しいことはありますか
人にご苦労様と言われる時が一番うれしいね。「そんなことしてもしょうあんめい(しようがない)」といわれることもあるけど。“青パト”のおかげで安心だと言って、差し入れをしてくれる人もいます。先日も匿名でみかんをくれた方がいました。
それに警察もありがたいですよね。日本全国から来てくれて。とても助かります。
それだけに、この仕組みは続けてほしいと思います。継続の要望も出しています。最近は不審者もグッと減ったけど…。
 
―変わったエピソードなどはありますか
この間、電線を切って運ぼうとしている人を見つけたので通報しました。トラックには雨どいなどの銅製品が積んであって。警察が調べたら、家主の許可を取っているというんです。家主はこちらで連絡がつくから調べてあげて。そうしたら、確かに家主とは面識があったんですが、家主も電線までは考えなかった、ということだった。そんなこともありました。

―みなさんが戻ってくるといいですね
そうは思うが、避難していると補償もあるし、待遇がいいからね。我々も給与が出るけれどね。早くみんなが戻ればいいけど。


「この仕事は大切。今後も続けたい」と
熱く語ってくださった根本班長




詰め所である集会所の目の前、広野中学校では、4月に向けて、校庭に積んでいた除染作業の廃土を運び出す作業の最中でした。校舎の後ろで火力発電所の煙突が煙を吐く姿が、なにかこの町を象徴しているようでした。

詰め所の目の前の中学校には、除染の廃土が…。
4月の開校に向けて、その撤去が進められていた。


sidebar-ご協力お願いします

おしごと中、失礼します! プロジェクト

レポートブログ ふるさと応援隊!!

sidebar-tweeter fb banner

協力団体・企業

Cash for Work-Japanのウェブサイトは、以下の組織・企業の協力で運営しています。

  • 関西大学
  • 株式会社日本SPセンター
  • 株式会社コンセント

Cash for Work-Japanメンバー

協賛・連携サイト

  • ふんばろう東日本 支援プロジェクト